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周囲の大切な人たちと、本を贈りあってみませんか?

こんにちは、中国経済産業局書店振興プロジェクトチームです。

突然ですが、皆さんは「MERRY BOOKMAS」という言葉をご存知でしょうか。

この表現は、「MERRY CHRISTMAS」と「BOOK」を掛け合わせたもの。アメリカやイングランドなど主に英語圏で起きているムーブメントで、クリスマスに本を贈り合い、ホリデーシーズンの喜びを分かち合うことを目的としているそうです。自分のためではなく、人のために本を選び、贈る。少し恥ずかしい気持ちもありますが、とても素敵な習慣ですよね。

当チームでも、クリスマスを前にしたある日の昼休憩に女性職員5名が集い、本のプレゼント交換会を行いました。

誰が誰に本を贈るかは、事前にくじ引きで決定。自分が誰からもらえるのかは、当日までの秘密です。

「〇〇さんには、どんな本が合うだろう?」
「以前、××に興味があると言っていたな」
「とても優しい人だから、こんな本が良いかな」

相手に想いを巡らせながら本を選ぶと、普段自分では手に取らないような本に手が伸びたり、覗いたことのない棚へ足を運んでみたりすることも。新鮮なひと時を味わいました。

包みを開ける時の高揚感。
あえてお店には任せず、自分でギフト包装にチャレンジした職員も。

選書の理由やエピソードも添えて手渡すことで、本への愛着が湧き、お互いのこともより一層深く知ることができる素敵な時間となりました。

こちらの絵本は、クリスマスデザインの装丁がついた限定版。
正にこのシーズンの贈り物にぴったり。

和やかな会の途中、衝撃の事実が発覚!
なんと会の発起人であるSさんが、ご自分で自身のくじを引いていたのです。

というわけで、Sさんは娘さんにプレゼントするための本を準備されていました。

直接手渡すのではなく、そっとお家の本棚に忍ばせておいて、
娘さんご自身が手に取られる日を待ちたいとのこと。
それぞれが心を込めて選んだ本を持ち寄って。

「他の人に贈られた本も読んでみたい!」ということで、後日皆で貸し借りすることになりました。こういうことができるのも、紙の本ならではの良さではないでしょうか。


もうまもなくクリスマス。
皆さんも「MERRY BOOKMAS」を合言葉に、周囲の大切な方々と本を送りあってみてはいかがでしょうか?