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「write」「right」「light」。ライツ社にお伺いしました!
こんにちは、中国経済産業局 書店振興プロジェクトチームです。
この度、ご縁をいただきまして中国管内を飛び出し、兵庫県明石市の出版社「ライツ社」に訪問して参りました。
ライツ社は、2016年に代表取締役である大塚さんと高野さんがお二人で創業。10年に満たない社歴ながら、多くのヒット作を生み出し全国から注目を集める出版界のスタートアップとも呼ばれる企業です。
訪問したチームメンバーは、結婚前に同社の「リュウジ式悪魔のレシピ」を読んで料理を練習したという過去があり、どんな会社なのか興味津々。
わずか数人で何万部というベストセラーを連発するライツ社。そのオフィスがこちらです!
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最初に感じた印象は「小さく、温かい雰囲気の会社」です。社員の皆さん全員で立ち上がって迎えてくださいました。
事務所は木目調と植物の緑にあふれたとてもオシャレな場所で、知らなければ出版社だとは思わないかも知れません。
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棚に置かれているこれまでに出版された本達が、控えめにそれを主張しています。
この棚から、自分の持っていたものとは別のリュウジさんの本を手に取って眺めていると・・・
本を編集された大塚さんが、
「そのナポリタンは手順をこんな風に工夫してるから、普通に作るより手間を減らせて美味しくなるんですよ」
と話しかけてくださいました。
表紙を見ると、その本1冊だけでも100のレシピが掲載されています。その中でたまたま開いていたページのメニューを、作者のように思いを込めて解説できる。自身の作られた本への愛情と、プロフェッショナル魂をひしひしと感じました。
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そんな大塚さんの作った本を売っているのが、もう一人の代表取締役、高野さん。どんな場所でもムードメーカーになるんじゃないかと思わせる明るいお人柄の方です。今回の会社訪問も、広島に営業に来られていた高野さんと知り合い、近くに来るならぜひということでグイグイと引っ張っていただき実現しました。パワフルな営業マンです。
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その横に座られていた、入社してまだ数ヶ月の野見山さんのエピソードも凄い。中高6年間だけで1154冊の本を読みかつその目録を残しておられるとのことです。社に入るまでの経緯はライツ社のnoteで読むことができます。
創業者のお二人から新人まで、皆の個性が際立っていてまさしく少数精鋭。短い時間でしたが、同社の躍進の理由を少し垣間見れた気がしました。
この他にも、ライツ社の創業に関わるたくさんのストーリーはここではとても語り尽くせません。すでに多くのメディアにインタビュー記事が出ていますので、ご興味がある方はぜひ検索してみていただければと思います。
「write」「right」「light」、書く力で、まっすぐに、照らす。
本記事のタイトルは、ライツ社の合言葉から引用させていただきました。
物理的なことをいうのは野暮ですが、実際には本とは照らされる側です。スマホやタブレットと違い、光がないところでは読めません。不便な存在です。
でも確かに本は求める人にとって、時に人生を導く一条の光になってくれるものでもあります。出版に携わる多くの方は、きっとそう信じているのではと思います。
この言葉を初めて目にしたとき、そんなことが頭を巡り、感じ入るものがありました。
明石の小さな出版社が照らし出す未来を、書店振興プロジェクトチームとしても注目して参りたいと思います。
ライツ社の皆さん、この度はありがとうございました!